それでよかくさ !

二児の父が子育てしながら綴るのんびりポジティブログ

人には、自分の為に必要な力が一つは必ず備わっているのかもしれない

どうもタロです。
めっきり寒くなりました。
もうすぐ師走ですね。
年末年始の準備を始めなくては…
新幹線の予約やホテルの手配。
待てよ、クリスマスもあるじゃないか
ウキウキする反面、もう今年もあと少しだと焦ってしまいます。
(主に仕事での焦りなのですが…)

今日は、この前テレビで見た番組から思ったことを書いてみよういうエントリです。

 


先週の水曜日が東京で会議がありまして、朝からスタートということで
火曜日の仕事終わりに前泊という形で、東京へ移動していました。
ということなので…11月20日ですね。
残業してからの移動でしたので、東京についてホテルにチェックイン出来たのは
23時を回っていました。
風呂に入って、水を飲んで一息ついたところでテレビを付けました。
NHKですね。
その内に、NHKスペシャルの再放送が始まったんです。
タイトルは、「自閉症の君が教えてくれたこと」
再放送だったようですが、見たことがなく、そのまま見入ってしまいました。

NHKスペシャル「自閉症の君が僕に教えてくれたこと」を観て

今回のエントリは、番組のネタバレにもなってしまいますので、予めご了承願いますね。
番組は、一人の自閉症を持つ方のドキュメンタリとなっています。
その人は、東田直樹さんです。
私は、失礼かもしれませんが存じ上げませんでした。
「自閉症の僕が跳びはねる理由」を書いていらっしゃいます。
全国で翻訳されたベストセラーです。
こちらも失礼ながら、私は、知りませんでした。

番組の紹介では、東田さんは重度の自閉症の為、人と会話ができないということでした。
しかし、東田さんは、紙に書いた”文字盤”(キーボードのようなQWRTYの並び)を通すことで、言葉を発して話をすることが出来るようになるんです。
映像からも伝わってきますが、本当にすごいと感じました。
文字盤に書いてあるアルファベットを指で触れて、言葉に”変換”して話しているように見えましたし、パソコンでも同じように言葉を紡いでいました。

ここでは、詳細は述べませんが、番組を観ていると本当に驚きの連続というか
ここまで、東田さんがお母さんと積み上げてきた、東田さん自身が、吸収してきたことの多さ、考えの深さ(私では、そういう風に思えないなぁと考えさせられるような答え)に少し、ほんの少し体験というか番組を通して触れたような想像を絶することをがあったと感じることが出来ました。

そして、東田さんの文字盤での会話をする力を知って
誰にでも、その人が生きていく、誰かの為になる力が必ず備わっているんじゃないだろうか?と考えたんです。(それを見つけることが出来るかは、必ずではないかもしれないけれど…)

家族みんなで、探したい。

私の長男には、精神遅滞という個性があります。
近頃、彼から気持ちの発信が増えてきました。
今までは、嫌なこと、今やりたいことがメインでしたが、
その場では、話してくれませんけれど、「お風呂楽しかった」など
体験したことの気持ちを教えてくれる、話してくれるようになりました。
親として、こどもの成長はとても嬉しいです。

でも、これからのことを思うとどうしても不安があります。
ないといえば嘘になります。
彼は、まだ3歳です。
これから、小学校に通うことになるでしょう。
進学先のクラスはどうしよう?(普通学級なのか?支援学級なのが?それとも…)
療育手帳の更新時には、また発達検査が待っています。
どのような結果になるのか…
それによって、色々と彼の進む道を、歩む道を悩まなくてはいけません。
さすがに、まだ長男が決めることはできないだろうし、その選択を親として責任を持ってやっていくことになるんです。
やっぱり不安ばかりです(笑)

でも、どんな道を進もうとも私たち家族で、長男だけでなく、次男も、嫁さんも時には私の事もですが、支え合って、支えて貰ってということでやっていくんだろうと思っています。
東田さんの様に、自分の力が、東田さん自身をそして、周りの人たちにも助けになる?(助けという表現があまりしっくりきていません。すいません。)そんな力を子どもたちと一緒に探したいし、見つかってほしいと願います。
それは、大きなことじゃなくていいです。
彼ら自身が、まずは生きやすい環境になること。
でも、それは、大部分で、彼らが変わるべきじゃなくて周りが変わっていけばいいとも思っています。

理想ばかりかもしれないけれど、彼らが生きていくうえで、どうにか良い社会であってほしいです。
そして、それを切り開く小さな力を子ども達と一緒に見つけたいと思っています。

今日も、スーパーで買い出しに家族で行きましたが
言うことを聞いてくれない長男を叱ってしまいました。
もっと違うやり方で、彼とやり取りできたのじゃない?と自己嫌悪です。

私自身が、もっと変わらなければと思う今日この頃です。ということを番組を観たことで、改めて、今があることをそのままにせず、変化することを忘れないようにしたいと思って今日はエントリを書いてみました。
ながなが申し訳ないです。
では、今日はこの辺りで!

www.nhk.or.jp